界面活性剤の特徴が石鹸に活用されている

石鹸は動植物の油脂を煮ることで作られています。煮る作業はアルカリで行いますが、アルカリの種類でソーダ石鹸とカリ石鹸に分かれるのです。界面活性剤とは、本来は混ざらない水と油を混ぜで、汚れが落とせる働きをするものをいいます。よって、石鹸は界面活性剤の一種になるでしょう。卵黄に入っているレシチンや大豆サポニンは天然の界面活性剤で、新しく開発されたものは合成界面活性剤です。

界面とは表面のことでもあり、2つの物質の境界をいいます。2つの混じらないものには境界があり、界面が存在しているのです。その界面に作用して性質を変えるのが、界面活性剤の役割になります。よって、石鹸を作る時に油と水の境界面に作用するのです。洗浄の際には、洗うものを濡らさなくてはなりません。界面活性剤の特徴として、表面張力の低下があります。表面張力を低下させることで、洗うものを濡れやすくするのです。濡れた後は、汚れを引き出して水中に浮かべ、再付着もしないことが大切でしょう。

界面活性剤には、汚れを吸着して水の中に浮きあがる作用もあります。これはローリングアップという現象で、界面活性剤の特徴を活かして汚れを取るのです。界面活性剤には、乳化や分散・可溶化という特徴もあります。これらの特徴を活かして、石鹸で洗うと汚れが落ちる仕組みになっているのです。界面活性剤の働きが十分に出るためには、界面に吸着できる分子数が多くなければなりません。吸着できる界面がなくなると、界面活性剤同士で集まります。そして、臨界ミセル濃度以上になると、汚れが浮き上がった新しい界面に吸着していくのです。

よって、効果的に洗浄するには、臨界ミセル濃度以上があるといいでしょう。

石鹸と界面活性剤は関係がある!

石鹸と界面活性剤は、大きな関係があります。石鹸は界面活性剤の一種とも言えますが、特徴を活かして洗浄の仕組みは成り立っているのです。界面活性剤は境界面に作用して汚れを浮かせ、吸着する働きがあります。また、再付着しないような作用もあるのです。石鹸を作る時には界面活性剤が必要であり、この2つは離せない関係でしょう。

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